植物はいつ成長するの?

[園芸相談センター]の過去ログです

さら 【近畿】 2005/05/18(水) 07:18:55
ある本に植物は夜生長するので夜に水を与えましょうと書いてあったのですが、本当ですか?みずやりも朝のほうが良いと思ってましたが夜のほうが効果的なのでしょうか?

さら 2005/05/18(水) 07:20:38
確かバラのページにそう書いてありました。バラは夜、成長するんでしょうか

たちつ 【近畿】 2005/05/18(水) 15:29:26
潅水時間について。
私は、冬は暖かい日の昼頃(凍結防止の為)。春秋は暇な時、気分しだい。夏7-9月は日没前にタップリと流れる位。(土の冷却を兼ねて。蒸れる。)を基本にしていますが、どれかが萎れてから、時間に関係なく全部に潅水しています。真夏でも、夕立や雨量の少ない通り雨もあります。真冬でも、雨も降ります。ある程度の配慮や保護は必要ですが、余り関係は無いように思います。出来るだけ、夏には涼しいように、冬には暖かくなるように、応援してあげれば良いのではないでしょうか。室内管理なら、ぬるま湯(冬なら室内気温程度、夏なら最低温度)が望ましい。

昼夜と成長に関する理屈。
発育とは子から親へ生長(成長)する事。たった一粒の種が最終的に沢山増える。
生長とは、単純なものから、複雑なものへと機能を付け加えていく事。
小さな種から芽を出し、根を出し、根から水分や栄養を吸収したり、葉を作って、光合成して、栄養を作ったりする工場を作る。其の細胞や複雑な結合状態は役割を分担している。
進化とは、環境により適合する為に、新たな機能を作り出す事。乾燥が続いたり、寒ければければ、何代にも掛かって、徐々に葉を細くしたり、休眠したり、生長速度を速めたりします。此れは子々孫々に受け継がれる。
退化は、現在持っているの機能の内、不必要な機能を失う事。水分や栄養や温度が適切なら、根を長く広く伸ばす必要は無い。
突然変異は、本来持っていない機能を何らかの刺激により持つようになる事。子々孫々まで残ったり、一代限りであったりする。大抵は育たない。遺伝子異常で、全体的な機能バランスが取れない。

次に、生きている以上、昼夜に関係無く絶えず生長し続けています。昼の働きと夜の働きが違うだけ。夜昼以外の要因の方が影響が強い。
比較的判り易いのは、雨が長ければ、茎葉は伸びます。温度が暖かければ、生長も早い。光も十分なら、葉は硬く厚くなり、艶々の緑々します。光が不十分なら、葉広く・厚みや色も薄く・茎はヒョロヒョロと長く育ちます。花も温度により影響され易いもの。昼夜の温度差に影響されるもの。夜昼の長短に影響するものもあります。水分・乾湿に影響されるものもあります。

夜の潅水は人間には、不自然で不便。風通しが悪く、乾燥し難いので、カビ・病気や害虫が発生しやすいと嫌う人もあります。凍結や冷害も起こります。気孔が閉じて、葉からの蒸散が少ないので、樹液濃度が高くなるから、根の活動は劣るともいいます。反面夏場は、夜の潅水は、涼しくなり、根の負担が軽いとも云います。

イメージ的には。
朝風呂より、帰宅時の風呂の方が疲れが取れサッパリする。から良いと感じるか。
いや。 朝起きた時の朝風呂がスッキリのシャッキリで最高と思うかの違い。

流れ者 2005/05/18(水) 18:17:39
人から聞いた話ばかりで申し訳ありませんが・・・

基本的に午前中に灌水をするのがどの本にも書いてあることですよね。
いろんな理由があるようですが、
「光合成が活発な時期に、しっかりと水分を与えておく。」
これが大きな理由でしょうか。

かといって 夕方与えると駄目なわけではありません。
夕方灌水を慣行すれば 気持ち「徒長気味になるかなぁ〜、軟弱かな〜」と思うぐらいでしょう。

私は基本的に午前中派!夕方は枯れそうならもう一度与えるかな。
プロの農家さんもほとんど午前中ですよね。
午前中で何ら問題ないと思います。

極めた人はいろんな理由を元に独自の理論展開をされます。あまり詳しくもない人がそれを素直に実践すると大変なことが起こる可能性があります。
極めた方のいう管理をするためには 額面以外の配慮がいる可能性が大ですからね^^
(実は私は経験者。プロのポインセチア農家さんのいう通りマニアックな施肥管理をして、すべて駄目にした経験があります。後々調べてみれば、それを実践するためには微量要素の拮抗作用をしっかりと把握しておかなければならなかったのですよ〜)

ちなみに、植物にとって夜は非常に大事だそうです。
植物は夜にグングン生長します。明かりをつけっ放しにして、人工的に夜を無くせば植物は枯れてしまうそうです。(大学の講義で聴きました。)

乱筆乱文失礼しました。

ノナ 2005/05/18(水) 18:35:29
私は基本的に植え付けの時以外、地植えには水をやらない派ですが、
夏場はさすがにやらないと済まないです。しおれているのに気付いて
慌ててやることもありますが。
鉢物も、庭もなるべく朝やるようにしています。夕方の水やりは乾きが
遅いのでばらに黒星病が出る気がするのと、ナメクジにとって快適な環
境をつくりたくないという理由です。

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2005/05/19(木) 00:31:00
おそらく、「植物は夜生長する」の意味は、昼に光合成で貯めた糖を
夜間に蓄積するんで、そのことを言っているのではないでしょうか?
水分を与えるのは光合成に必要な分と蒸散に使った分の補充なので
夜に与えるの真意がわかりませんけれど。

また、朝顔のように夜に水分が残っていると徒長する(=成長する?)
植物もありますね。

さら 【近畿】 2005/05/24(火) 07:14:39
[[解決]]
たちつさん・流れ者さん・ノナさん・VITTAさん、回答ありがとうございました。参考になりました。


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