植物育成灯について

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

りっこ 【関東】 2005/04/16(土) 01:03:17
NEC 植物育成用ランプ ビオルックスA 40WX2ですが、この蛍光灯を日照時間に合わせて使用(例えば朝7時から夕方の7時まで使用すると電気代がかなりかかります。南向きの出窓(ガラスは透明)に保温のために育苗しているトマトなどに深夜電力時間帯のみ(夜11時から翌朝7時までは6円/KW)利用するとかなり安価になります。このようにすると植物を少しでも早く大きくすることに効果はあるのでしようか?それとも動物と同様に夜は休ませて暗がりのほうがよいのでしようか?よろしくお願いします。

たちつ 【近畿】 2005/04/16(土) 01:52:47
大して変わらないと思いますが、植物でも、夜は夜の働き、昼は昼の生理現象があると思いますよ。大体は、室内フレーム管理用のライトではないのでしょうか。贅沢品(栽培の花や長日育成とか研究とか・日照は無いが花が大好きとか)ですから、電気代は我慢してください。と考えます。(^_^;)

mutin 2005/04/16(土) 23:17:57
 ちょっと教えていただきたいのですが、太陽光を使わない理由は何でしょうか?

 太陽光と蛍光灯照明とで明るさを比較すれば、昼間は曇天であっても蛍光灯より20倍以上明るく、ハウスの中や出窓のような環境ならば昼間に照明をつける意味は全く無いと思いますが、、、

 トマトの促成栽培については、既に技術が確立していると私は認識しておりますが、あえて素人的な工夫をするのは、たちつさんの書かれたような研究目的でしょうか?
 でも、研究目的ならば、最近ホットなメタルハライドランプ、LED といった照明を検討される気がするのですが、、

りっこ 2005/04/17(日) 21:36:17
いろいろ助言有難うございます。実は研究でもなんでもないんです。すごく単純な発想です。電気温床で発芽させましたが、温度、湿度も高く苗がみごとなかんざし苗となり徒長ぎみです。それで保温目的で室内に入れて育てています。勿論窓際ですから太陽光もガラス越しですが十分あたります。プラスアルファで夜間照明を追加したらもっど丈夫な苗ができないだろうかということなんです。「フアグラのようにあまり運動させず、休ませないで給餌を」...と思い不眠不休で長時間光にあてると好結果につながるでしようかということです。みなさんよろしくお願いします。

水瀬葵 【関東】 [URL:http://id1.fm-p.jp/9/ICIJOU/] 2005/04/17(日) 22:29:55
たちつさんもおっしゃるとおり植物も生活のリズムがあり、夜にのみ行ってる動きがあったりします。ですから明るい時間が多い=丈夫で元気な株ということにはなりません。あえて実験して見るのもいいと思いますけど、丈夫にしたいのであれば適度の日照、いい土作りなど、まず他に整える環境がいろいろあると思われます。
 ちなみに育成灯はうちでは冬場の室内管理植物や屋外に出せない観葉植物の日照の確保と開花調整にしようしてますが、野菜類はいまいち育ちが悪いようです。都内の某ビルの地下では室内栽培を実現してるので工夫次第なのかもしれませんが・・・。

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2005/04/18(月) 11:02:35
植物は昼間(日があたる間の意味)光合成をして、
夜(日があたらない間の意味)に光合成で出来た糖分を
蓄えます。
水瀬さんがおっしゃっている「夜のみの動き」っていうのが↑ですね〜。
なので、昼夜のバランスが良くないと、成果が上がらないと思いますよ。

りっこ 2005/04/18(月) 21:37:06
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有難うございます。大変参考になりました。何事も自然の摂理に反したやり方は良くないようですね。ど素人故、稚拙な問題提起お許しください。

pinetree 2005/04/18(月) 22:51:08
 夕方作文して接続できず書き込めずにおりました。解決済みですが書き込ませて頂きます。

 稲での光合成は,日の出とともに始まり10時くらいまでにあらかたの光合成を終えます。その後,夜間にかけて合成した糖を転流しデンプンなどの形で蓄えるとされます。もし,夜間でも充分な光があれば,光合成はわずかながらも続くと思いますが,mutinさんがお書きのように「充分」な光があればの話です。

 一方,光合成産物の転流に暗闇が必要かというと必ずしもそうではありません。これは,水銀灯下の植物でも成育することから解ります。ただ,短日性の植物(例えば稲など)では,いつまで経っても花が着かないなど,日長反応に関わる問題を生じバランスを崩すこともあります。
 夜11時から翌朝7時まで点灯するのは長日処理になります。

 育苗段階の話ですが,徒長や軟弱化を防ぐため,一般的には育苗期間中の夜温は昼温より下げるのが普通です。徒長の理由は日照だけではありません。加えて,植物も人間と同じように「基礎代謝による消耗」があります。呼吸に伴う消耗がそれですが,夜温が高いと消耗が大きくなりますので,その意味からも夜温を下げることが必要です。
 また,育苗に限らず,もしガラスケースや水槽の様な密閉した容器で育てる場合には,光合成に必要な炭酸ガスが不足しますので,日中は換気することが必要です。

 温度等を含めどのような管理か解りませんが,何事も「適当」な範囲があります。ただ,疑問に思い挑戦する姿勢は大切ですよね。


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