ぼかし肥の作り方

[園芸相談センター]の過去ログです

えりちん 【近畿】 2005/04/09(土) 21:28:46
有機混合肥料があるのですが、去年はプランターに追肥した所、掘ったのが浅かったからか、子バエやアブラムシが大量発生しました。
最近ぼかし肥というものを知ったのでぼかし肥にしてから追肥しようかな〜と思い、バケツに土と有機混合肥料(米ぬか、鶏糞、油かす、蟹殻)と腐葉土を入れて湿らせて置いています。これでぼかし肥はできるのでしょうか?

たちつ 【近畿】 2005/04/09(土) 23:00:26
アブラムシ(・・?  生活害虫でしょうか、園芸害虫でしょうか。
「ぼかし」は肥料出なく、土と米ぬか(麹酵母菌)を混ぜて、白く黴を生やしたもの。糠漬に白い黴が生えるようなもので、土質改良剤。
「堆肥」は土と人糞・家畜糞と藁を冬(低温発酵)に作るもので土質を柔らかくしたり、微生物を集めたり、遅効性(寒肥・芽だし肥え)肥料として使います。鶏糞は醗酵を促進させ、温度を上げる性質があるため雑菌の発生を高熱消毒して、抑制死滅させる働きがあるようです。
「コバエの発生」有機肥料と過湿になれば、ハエが寄ってきて(腐敗臭が好き)卵を産みます。20-30cm深くに鋤込む。

えりちんさんの方法でも悪くは無いです。バケツの底に、スノコ(水切り棚)を入れればもっと良かった。バケツに蓋をせずに、パンストを被せる。と良いかも。大変臭い。時々掻き回して、温度を下げたり、醗酵を平均化させる。ついでに、納豆(藁菌)を食べた後の容器の洗い水やヨーグルト(乳酸菌・雑菌消毒)を大匙一杯と黒砂糖(醗酵菌のエサ)を1-2かけらを細かくして入れれば良かったかも。蟹がらは(細かく砕く)水を綺麗に浄化沈殿させる効果があるようです、牡蠣貝殻(細かく砕く)は微量栄養素が豊富で良いようです。
底に溜まった水は100倍に薄めて、液肥に使う。
醗酵菌は空気中の水分を集める性質があります。スノコが無いと底土がヘドロ化する。
混ぜる土は公園などの落ち葉の下の土(枯渇菌?)を使うと良い。この場合には、1日天日干しすると、不快虫が逃げていきます。
最近はEM菌のセットも販売されています。
醗酵容器は菌の巣ですから、破片で切り傷に注意。軍手着用の事。

mutin 【関東】 2005/04/11(月) 07:13:24
 前文と後文の関係がよくわからないのですが、ぼかし肥料なら不快な虫が発生しないと考えておられるようなら、それは違います。
 また、たちつさんも書かれているように、ぼかし肥料を作る段階で、異臭が発生します。住宅地では、御近所の迷惑になる場合もあります。

 有機肥料をなるべく快適に使うコツは、えりちんさんも既にお気づきのように、下記の 2 点と考えます。

1. 土と良くかき混ぜる。
2. 有機肥料を混ぜた土の上に、新しい土を被せる。

 もし、ぼかし肥料の作成途中で臭いに耐えられないようでしたら、同じ量以上の大量の土をよく混ぜます。混ぜる作業は毎日続けます。これで、臭いが数日で緩和するはずです。

スーベローザ 【関東】 2005/04/11(月) 08:27:39
 ぼかし肥料は大変不愉快な匂いを伴います。また有機肥料なので虫が発生し安いので、作るさいにトロ箱に新聞紙や燻炭を引き詰めてよくかき混ぜたぼかし肥料をふたのすぐした付近まで乗せたら、最上部に新聞や燻炭を乗せ、しっかり蓋をして口をガムテープでしっかり止めます。これでも匂いがしますので、更にゴミ用のビニール袋を二重にしてしっかり包み定期的にひっくり返してやると水分は新聞や燻炭に吸い取られます。またなかの温度が高く一定なので発酵も促進にも役立ちます。

やよい 2005/04/11(月) 14:24:34
EMボカシ(手持ちのものは米ぬか・油粕・EM菌・糖蜜が入っている)を使った生ゴミ堆肥は作ったことはありますが、さて“ぼかし肥”って何?とよくわからなかったのでやむなく調べる羽目に。

以下サイトによると
http://jlia.lin.go.jp/cali/manage/125/s-semina/125ss2.htm

“ぼかし肥の作り方はいろいろありますが、一般的には、土に鶏ふん、米ぬか、油粕、魚粕などを混合して、比較的小さな規模で1〜2ヵ月間、50℃以下の低温で発酵させたものです。(図−2)発酵がすすんでいるので、無機態窒素含量が多く肥料効果は高いのですが、土となじませてあるため施用後の農作物の植えいたみが少なく、安心して使えます。”
とか。

いろいろなサイトを拾い読みすると
適度な水分調整をして作業を冬に行い高温発酵を避け材料を腐敗させないようにすれば異臭はしないとのことのようですが。
http://members.jcom.home.ne.jp/sigeru63/sasanoya/gijyutu/03bokasihi.htm

やよい 2005/04/11(月) 23:27:02
今日図書館から「別冊 NHK趣味の園芸 土・肥料・鉢」という本を借りてきて読んでいたらたまたまぼかし肥の作り方が載っていました。

お節介ながらすぐ上の私のレスに補足して
本ではぼかし肥はすぐに使った方が良いので使う時期を考慮して作り始めるようにしましょう......と言っています。
1.原料となる有機質肥料(油かす、骨粉、魚かす、鶏ふん、米ぬか等)を混合する。3〜4リットルの水を加えてよくかきまぜる。(量の割合の例は下記)
2.用土と交互に重ねる。
ふたつきのポリバケツにまず用土を入れ、混合した有機物をサンドイッチ状に重ねていく。ふたとの間に割り箸を挟んで、通気を良くする。
3.ときどき切り返す。
1週間に1回、よく切り返す。水分が多いと悪臭がする。その時は乾いた土で調整する。夏期で1ヶ月。冬期で約2ヶ月で完成。

有機質肥料の混合例として
葉菜類で油粕2s、骨粉500g、魚かす500g、鶏ふん1.5s、米ぬか500g、用土10s 
果菜類.........省略
根菜類.........省略

と出ていました。畑で使用するならともかくプランターなどに少量使うには手間暇かかり大変なのではと私的には思います。

えりちん 2005/04/16(土) 03:28:46
[[解決]]
なるほど、ぼかし肥は臭くなるのですね。私のイメージとちょっと違うみたい・・・。書いた日に、ペットボトルに試しに作っています。少量だからか今のところは熱くなっていないみたいですが、白いカビみたいのが発生しています。どうなるのだろう?ちょっと様子を見てみます。
色々教えて頂き、ありがとうございました。


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