ナス 接木
しゅうくん
2005/03/19(土) 19:51:04
種を60粒ほど蒔き 接木に挑戦しました チュウブで接ぐところまではよいのですが ネットで調べ1週間ほど密閉しその後 徐々に光にあて という段階で ハッポウスチロールから出す前に蒸れて融けてしまうのです 広い農家のテントの中でなく家の中で育てたことのあるかたいらっしゃいますか こちらは時々野菜関係の質問も受けていらっしゃるようですので 書かせていただきました よろしくお願いします
タネツリ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2005/03/19(土) 22:01:16
密閉は、完全でないのが望ましいです。
私は数量が一桁でしたので、スーパーのレジ袋に入れて明るい室内に置き、3日目位からは袋の口をゆるくして、少しずつ日に当てました。
☆YuukisaikaTanetsuri☆Suginami*TOKYO☆
しゅうくん
2005/03/20(日) 09:03:31
タネツリ様お返事ありがとうございます わたしも10本ずつためしてましたので小さなハッポウスチロールに入れ養生しておりましたが 密閉が良くなかったのですね 暗いところで密閉となっていましたので その通りにしたのですが 難しいです 明るい室内でとのこと 後5本残ってますので居間で試して見ます(ここが一番温度が足りる場所なので) 有難うございました
pinetree
2005/03/20(日) 09:22:04
単に接木の失敗であれば、「穂木は萎れ」て台木は残ると思います。
>出す前に蒸れて融けてしまうのです
は、軟腐病などのバクテリアが影響しているのではないでしょうか。
台木のは種土を、軟腐病等の発生履歴のある畑土や、使い回しの土などを使用しませんでしたか?
軟腐病であれば、殺菌剤を散布し、結露するような過かん水と温度変化を避けるべきと思います。
また、その他のバクテリアや菌類を含め、殺菌済みの培土を使われるか、陽熱消毒、熱湯消毒などで改善出来ると思いますので、次からはやられてみられたら。
しゅうくん
2005/03/20(日) 10:59:02
pinetree様 ありがとうございます 何回か融けたとき 病気も考えました ただ 土は種まき と培養土で 袋からあけたばかりのものでして 後は ハッポウスチロールはカイワレが入っていたものです後は・・ カッターナイフこれも新しい刃ですし やはり 幼苗の接木はオゾンなど殺菌作用のあるものを噴霧しないと病気にかかりやすいのでしょうか
菌については過信してました
pinetree
2005/03/20(日) 15:12:09
接ぎ木自体が成功しており,順化の段階で失敗するのなら多分「萎れ」ます。「融けた」苗に菌体が見えないのなら,バクテリアの可能性が大だと思いますが,どうなんでしょうか?
接ぎ木の場合は,大きな傷口を作りますので,通常は問題にならない病原菌も影響してくる可能性がありますので,そこらはご自分で判断するしかないのではと思います。
軟腐病なら特有の臭いがしますので,それだけでもある程度の判断は可能です。殺菌剤を使っていないアブラナ科の野菜(キャベツ,白菜)があれば,葉の一部を切り取って針などで小さな傷を付け,融けた部分の汁を傷の部分に垂らした上で,湿ったペーパーを一緒にシャーレに入れて,温度の高い場所に置いておけば,水浸状(水が染み込むよう)に広がります。バクテリアの場合はこのように広がる事が多いはずです。シャーレがなければ,コップにラップをかけても良いです。キャベツなどは中の葉を使っても良いかも知れません。
先にも書きましたが,病害の場合は管理温度や湿度が高すぎると発生が多くなるはずですので,もう一度確認してみてください。
なお,買った土が無菌であると思うのは間違いの基です。同様に,カイワレの発泡スチロール容器が無菌と思う事もです。もし,一度発生した容器を再使用しているなら,なおさらです。
接ぎ木の場合は,作業や育苗の環境から雑菌を排除するのが基本で,それは先に書きましたし,しゅうくんさんもわかりのようですね。殺菌剤は普通は使いません。温度などが好適な時期に適した成育状態の台木や穂木を用い,適正な管理温度や湿度,光条件で管理することが大切ではないでしょうか。
病害と断定するには早計かも知れませんが,お住まいの地域での時期的なものを含め,もう一度チェックしてみてください。
ナスの接ぎ木はしたことありませんが,カッターナイフは意外と切れ味が悪く組織をつぶします。安全剃刀の刃が良いのですが,このごろ置いてませんね。化粧用の柄付きかみそりの方が良いでしょう。1000番くらいの耐水ペーパーをテーブルなどの上に置き,カミソリの刃でなでるように両面を研ぎ直して使えば切れ味が良くなります。
しゅうくん
2005/03/20(日) 22:02:38
すみません 接木自体が成功で馴化の段階で失敗というのが今のところよく解らないところです 3日ほど密閉容器のなかでいきいきとしていたものが 4.5日目に付け根が融けたようになってしまいます
接木に成功というのは 3.4日経って穂木がしっかりしていれば接木は成功ということだったのでしょうか ひとつpinetreeさんに教えていただいたカッターナイフは確かに安全かみそりに比べると切れ味は悪かったです というか厚みが気になりました そちらにも気をつけて もう少し気温が上がってから蒸れに気をつけて挑戦してみます
貴重なお話ありがとうございました
pinetree
2005/03/21(月) 09:37:02
書き方がおかしかったかも知れませんね。経験則で言いますと、接木は二つの段階で構成されると思います。穂木と台木の組織ゆ合(つながること)の段階と、高温、高湿、弱日照の環境から、外の環境へ移る(順化)段階と。
タネツリさんがお書きの
>3日目位からは袋の口をゆるくして、少しずつ日に当てました。
は、このうちの順化の過程を言うものです。
学生時代に実習で接木を習った時に、ハウスから急に外に出して見事に失敗し、蔬菜教室の先生に「君たち”順化”って言葉を知っているかね?」と言われた言葉は今でも残っています。
で、話は変わりますが、ナイフの切れ味は、その後の組織ゆ合に影響します。切断面はきれいな方がつながりやすくなります。極端な話、ペンチで切ったら、つながる部分もつながりません。刃も厚ければ切断面が変形しやすくなるでしょう。組織の柔らかい野菜の接木の場合は、カミソリが一番ではないでしょうか。組織がつぶれて活性が落ちれば、菌の繁殖も増えて、病害による失敗の可能性も高まるでしょう。
>4.5日目に付け根が融けたようになってしまいます
とあるのは、台木の地際部か、穂木の付け根かで話が異なります。前者であれば苗立枯病菌等の土壌病害の影響が、後者であれば接木時の菌の侵入が問題となるでしょう。
先にも書きましたが、植物にとって接木は大きなストレスです。通常は問題とならない菌でも、傷口から侵入することで発症する場合もあるでしょう。
それらを考慮した上で、スチロール箱内の菌密度を下げておくことが大切です。もちろんカミソリも消毒してください。
今度は、接木の前に広範に効くオーソサイドなどの薬剤で台木と穂木を殺菌しておくことをおすすめします。
くどいようですが、温度、湿度の管理には充分にお気をつけください。状況がいまいちはっきりしませんが、個人的には、むしろ、こちらの方が重要と思っています。
農薬の登録内容は以下などで調べられます。
>http://lib.ruralnet.or.jp/nouyaku/mo_snm.htm#2
しゅうくん
2005/03/21(月) 22:45:26
[[解決]]
pinetree様おっしゃること大変よくわかりました4.5日で癒着でき その後温度湿度日照に注意して馴化をしていくということ
容器 刃物の殺菌をして菌の繁殖に注意すること 次回がんばってみますありがとうございました
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