パンジーの苗(種まきしたもの)の葉に黄斑

[園芸相談センター]の過去ログです

どんぐり 2005/01/08(土) 07:10:03
 秋にパンジーの種をまき、日当たりのよいベランダで育苗しています。埼玉県でも今は日の当たらない庭は一日中地面が凍っているような状態で、まだ地面には移せないでプランターに多少密植気味です。その中の1株だけ、葉の中心部分に黄土色っぽい斑点がでました。隣の株にもうつった(?)ようです。病気でしょうか?すぐ処分すべきなのでしょうか?ちなみに他の株はみな緑一色で元気いっぱいです。
 宜しくお願いします。

たちつ 2005/01/09(日) 10:59:17
沢山苗があるようでしたら、処分したら良いし、無ければ今後の研究の為に、その後の経過を観察すれば良いかも。確か直ぐに枯れずに、春遅くまで咲いていたように思います。(私の場合は斑入りのような感じでした。ノースポールにも良く現れます。)肥料過多か、偏りと考えます。 「ナメクジの食害」「ポット苗植え付け時の土の馴染み具合と乾燥」「根腐れ菌の急枯れ病」が主な障害。その他の病害虫は成り行き任せで、其れなりに咲きます。
パンジー&ビオラは、徒長するまでに如何にして、株を大きくするかが勝負。横に大きく、縦に低く育つ姿が良く似合います。

スミレの自然環境。
スミレが種を弾き飛ばす・・・スミレの香りで蟻を呼び蟻が運ぶ・・・根腐れ菌が香りでハエを呼ぶ・・・ハエが菌を花に運ぶ・・・菌が繁殖する・・・とスミレと根腐れ菌の鬼ごっこゲーム。お互いに昆虫と云うアイテムツールを如何に使いこなすかがキーポイント。

どんぐり 2005/01/09(日) 12:18:52
 ありがとうございます。早く育って欲しい一心で肥料をやりすぎたのかもしれないなぁ・・・とも思います。が、ここ数日の間にドンドン広がる様子をみせたので(全体がそうなら肥料かとも思いますが最初の1株の周辺だけ)7株ほど処分しました。経過観察中です。

たちつ 2005/01/09(日) 17:33:45
ついでに一言二言。

肥料・肥料と良く言いますが、肥料を与えるに越した事は有りませんが、砂や岩石で無い限り、無くても良いですよ。65cmプランター換算でコーヒースプーン1杯程度も有れば十分。児童公園や街路樹や道端の雑草を観てください。だれも肥料は遣りませんよ。
田圃の米にしても、畑の野菜にしても、一般の園芸家程の量は与えていません。使用量は広いので多く使いますが、単位面積あたりに換算すれば、極ごく微量なものです。スプーン一杯を一度に与えるよりも、3-4回に分けて、毎月少量づつ与えたほうが良い。
液肥は潅水後、に遣った方が良い。液肥は解けやすい(即効性)反面、潅水で洗い流されるので、一・二週間毎に。
必要量を蒸発結晶換算すれば、胡麻1粒有るか無いかの量です。大まかに言えば、根の伸びる時期(少K)、芽だし時期や葉の茂る時期(中NK)、花芽の形成される時期(少KP)、球根や種や果実が肥大する時(少P)、休眠する前の時期(少KP)。

簡単なテスト、うがい用の食塩水を作ったとしましょう。塩味を感じたら刺激があるという事。感じない程度まで薄めて、蒸発さして塩の量を観察すれば良く判ります。

ーーN窒素・葉肥 Pリン・実肥 Kカリ・根肥ーーのつもり。
多く与えると、濃度が濃くなり、逆浸透して脱水してしまいます。根焼け現象。

潅水過多と酸素要求。どぶの水はなぜ臭いか。を考えれば良く判ります。どぶでも育つのは、ハスとヒシとボウフラ位。潅水過多で育てるには=根腐れを防いで育てるには、設備を使って、メタンを取り除いて、滅菌と酸素を供給すれば良いことです。土作の基本。給排水保水・通気・保肥・倒壊防止の支え基礎・根が伸長する空間と根が土を押しのける軟らかさ等を末長く維持する事。
今の時期、霜柱で根がむき出しになってしまいます。しまいに根が抜けてしまいます。枯れてしまいます。根の深さ1-2cmなら早くて1回の凍結解凍で遅くとも4-5回で、見事に根は水洗いした状態で浮き上がります。霜・霜柱・凍結にはくれぐれも注意してください。


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