サマースノーの剪定

[園芸相談センター]の過去ログです

はる 2004/12/19(日) 18:26:10
こんばんわ。我が家のサマースノーは去年の秋に苗を買ってきて地植えにしています。
剪定の仕方が良くわかりません。ツルバラはあまりきらなくていいのでしょうか?

四季咲きとありますが、まだ一個も花を見たことがありません。
黒点病にもかかっているようです。

きれいに咲かせるにはどうしたらよいのでしょうか?よろしくお願いいたします。

犬塚信乃 2004/12/19(日) 19:52:06
つる性のサマー・スノウは一季咲きだと思いますので、これから剪定と
有機物の漉き込みと施肥と誘引をしっかり行えば、春にはあのデリケートな風情の
花が沢山見られるものと思います。

剪定ですが、関東標準で1月半ば頃が適切ではないかと。
枯れ枝や鉛筆以下の太さの枝や懐枝、平行に走っている枝などを
根元から切ります。
残す枝については先端から10cm〜15cm程度をカットするつもりが
よろしいかと思います。

黒点病については一刻も早く病気の葉を毟って隔離しましょう。
黒点病に罹ったら治癒は困難であると認識するべきです。
それでも、サプロール乳剤やダイセンステンレスなどがやや効果があるかな、
という程度ですから、基本的に日常の予防が全てであるという事です。
1年間の愛情の注ぎ方の結果がこの時期に現れるものだと思います。

はる 2004/12/19(日) 23:29:03
犬塚様、ありがとうございます。黒点病、そんなに恐ろしいものとは!明日病気のすべての葉を取って薬剤をかけてみます。

買ってきたときから比べるとかなり枝は伸びています。でもまだすべてが鉛筆以下の太さ。本体になる木から、6本出ています。細い順から数本切っておいたほうが良いのでしょうか。

犬塚信乃 2004/12/20(月) 18:20:40
去年の秋に植え付けてから鉛筆以下の太さのシュートが6本ですか。
そもそも、つるサマー・スノウは枝は細身の性質なので、心配いらないと思いますが
あまりにも貧弱なものはカットしましょう。
サマー・スノウはやや原種寄りのバラですので、シュートが暴れる傾向があります
根気よく、丁寧に育てて、茎葉が見えなくなるほどの満開を期待したいですね。

犬塚信乃 2004/12/20(月) 18:34:43
黒点病はそんなに恐れるような病気ではありませんよ。
先にも書いたように予防をしっかりしていれば、罹ったとしても軽微な
ものですから。

寧ろ恐ろしいのは、ゴマダラカミキリとコガネムシです。

たちつ大阪 2004/12/20(月) 21:29:34
おっしゃる通りですね。
UFOは難儀。私も今春に初めて、攻撃を受けました。
蕾は落す、葉は噛み切る、花びらは食い千切る、残るは無残な花姿とガッカリ感・脱力感のみ。
ものの半日もすれば、無くなる。長くて一週間もあれば十分。(10時から14時の間が敵の侵攻時間。)
只救われるのは、一つに決めたら、其の株だけに集中攻撃する性質があるので、助かる。
敵のセンサーは、香りか、色素か、先発の探索隊の目印か。未だに不明。
来春は毒ガスと木酢と蝿採り紙で、バリアを張って、防衛するぞ!!
サクランボは疎開させよう。1日で無くなった。ムクドリの攻撃。
飛来する敵は、迎撃が難儀。
ネットが一番効率が良いのだが、美観的に今一つ。(目が細かい時。糸に絡んだ鳥も目立つ。愛鳥会がうるさい。中には写真をとる為に、餌を撒く人もいるからねぇ。)

はる 2004/12/21(火) 20:56:42
こんばんわ。色々教えていただいて助かります。
さらに細かいことをお聞きしても良いでしょうか。

シュートが暴れるとはどういう感じなのかが、初心者なのでわかりにくいのですがぱっと見てバランスが変なら切って良いと言う事でしょうか。黒点病のある小枝を切ると、ほとんどシュートの太い部分のみで小枝がなくなってしまうようですが大丈夫でしょうか?

何度も質問してしまってすみません。

皆さん、色々なトラブルと戦っていらっしゃるんですね。私も初心者で経験浅いのにトラブル続き。でもその分きれいに咲いたら嬉しいのでしょうね。

来年ちゃんと咲いてくれるのかな。

そういえば,サマースノー、8月頃から透明の1センチもない幼虫が昼間に沢山葉を食べていまして、一度しっかり駆除したのですが、また最近同じ虫に新しい葉を食べられていました。集団でいます。

その虫の性で成長が悪いのかもしれません。

たちつ大阪 2004/12/21(火) 21:49:39
>シュートが暴れるとはどういう感じなのか。
子供の家庭内暴力や、旦那が酒の勢いで暴れるようなもの。
園芸の専門用語「徒長枝」。其の中で、蔓物(バラやラズベリー等の洋種の木苺)に良く使われる。元気が良すぎて、余り役にたたない茎。大抵は、太い・長い・成長速度が速い・葉の間隔が広い。花芽が付きにくい、バランスが悪い、栄養を使いすぎる、他の部分の成長を止める。等害が多い。使い方は株?の更新(早く大きくなる)や来年の実付きを良くする(木苺・スグリ)等で植物の性質と育成者の好み。蔓バラの土台を早く仕立てたい時に使う。大抵の場合には、株元や分岐元で切ったり、30-50cmで頂上芽を切ったりと好み。
初心者は元気良く伸びたと安心して、「 (^^♪ 」。その次に「 (・・? 」となる。

犬塚信乃 2004/12/21(火) 22:24:07
たちつ大阪さんのレスに全てが尽くされていると思いますが
とりあえず、補足させていただきます。

はるさんはノイバラやロサ・カニナという原種に極近いバラをご覧に
なったことはあるでしょうか?
それらのバラの根元を観察すると、全方位にシュートが伸長して、まさに
たちつ大阪さんがおしゃっておられるように、徒長して、どうにも手が
付けられない状態なっていることとおもいます。
その状態に近いものを、「シュートが暴れる」と表現した訳です。
我が家にもロサ・カニナやつるサマー・スノウがありますが、
シュートを伸ばし放題にすると、それらが植わっている場所から先に
行くことができない、「秘密の花園」状態になりますので
適時、剪定しなければならないのです。

はる 2004/12/22(水) 01:13:57
[[解決]]
とてもわかりやすいご説明をいただいて感謝いたします。
良くわかりました。
本当に勘違いして大事に伸ばしてしまうところでした。
とげあるだけに、暴れられてはこまりますね。家も狭いところに植えてあるので気をつけて管理したいと思います。

またわからないことがあったらよろしくお願いいたします。


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