スギナは毒草?

[園芸相談センター]の過去ログです

レモン 2004/11/11(木) 15:18:54
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200211/02110064.txt

過去ログ調べてたら,
> スギナ 全体 珪酸 消化器・泌尿器異常
とあったのですが、私が図書館から借りた本
(雑草で元気になる本・双葉社・小崎 順子著)
84〜86ページによると、正反対といっていい位の、
薬効が書かれてました。
何事も、過ぎたるは及ばざるが如し・・という事で,
適正量とかの基準がどこかに著されているのでしょうか?
ご存知の方、(なるべく出典元付で)教えてください。
<(_._)>ペコリ

マルタン 2004/11/11(木) 17:30:28
「体にいいおいしい山野草」主婦と生活社/P29
4〜7月にスギナを刈り取り、洗って日干ししたものを、熱や咳が出たときに1日量10gを600ccの水で半量に煎じて、3回に分けて食前に飲みます。

「薬草・漢方薬(効き目のある飲み方・作り方)」新星出版社/
p190
一日量は6〜12gです。土瓶にいれ水を注いで煎じ、一日に数
回お茶代わりに飲みます。また、腰痛や関節痛がひどいときは、乾燥したものを蒸し器にいれ、湯気が上がってから2〜3分蒸
してシンナリしたものを布に包んで、患部に当ててシップする
と効果があります。
効用:糖尿病・肝臓病・腎臓病・むくみや膀胱炎・痰きり・尿
路結石・関節炎・神経痛・吹き出物・痔の出血など、実に多く
の薬効を持っている薬草です。

「ハーブの写真図鑑」日本ヴォーグ社/p288
トクサ科・ホーステール(スギナ)
茎には止血・収斂・利尿作用があり泌尿器や生殖器の病気、お
よび夜尿症の治療に用いる。さらに体内の生理機能のバランス
を保つ恒常性がある。本種に含まれるミネラル分と塩分によっ
て血液が浄化され、毛髪とつめが丈夫になる。また含有成分の
シリカ(二酸化ケイ素)は結合組織の再生、強度、弾力性を高め、関節炎、湿疹、潰傷の治療に用いる。

とあります。おばが漢方薬剤師ですので聞いて見ましょうか?
本で調べるなら、図書館で借りられた本よりアーユルヴェーダ
や漢方の体質診断マニュアルつきのをお勧めします。
漢方は本人の体質や症状で反対に作用する場合もあり、民間薬
といっても素人には処方が難しいようです。

あと、つくしは煎じてウイルス病の農薬になるようですよ!
佃煮にするぐらいだから、あく抜きさえすれば大丈夫なんでし
ょうか?

*病気の改善なら専門家に診てもらってください。

マルタン 2004/11/11(木) 17:50:51
過去ログ読みました。
あれは毒性の一面だとおもいます。素人が用いると毒でも、
スズランは低血圧の薬です。心臓の衰弱、不全、高齢者によい
そうです。注意としては、やはり専門家の処方なしに利用しな
いこと。大量に摂取すると激しい嘔吐を引き起こすそうです。
薬は毒にもなるのですね〜
蠍の毒も薬に変身しちゃいますもんね。

レモン 2004/11/11(木) 18:10:33
> 一日量は6〜12g
> あれは毒性の一面だとおもいます。
そうですよね〜。。。
私の調べでも、一日10gとありました。
(癌予防効果、腎臓機能改善も有った。)
反論や、その根拠もあるかも知れませんので、しばらく続けます。

るびぃ [URL:http://www19.big.or.jp/~mika/garden] 2004/11/11(木) 18:29:59
>漢方は本人の体質や症状で反対に作用する場合もあり、民間薬
といっても素人には処方が難しいようです。

横レスすみません。そうなんですよね。過日の新聞記事で腎臓にいいとされてる(?)ウコンの摂取で、「透析しているなど腎臓の悪い人は服用しないように」と出ていてビックリしました。(ちょっと違うけどこんなかんじ↓)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041019-00000004-kyodo-soci
ハーブにしても、何らかの効果があり薬になるということは毒にもなるわけで、過ぎたるは、、、、なのでしょうね。

レモンさん、「スギナ 毒草」「スギナ 毒 アルカロイド」などでもわずかですが検索で出てきました。
でも、毒草とする信憑性のある記事はなく、とどのつまりはこんな感じかな? というものです。
http://www.ecolo-shop.com/sizenshokuhin.htm#%94D%95w%82%B3%82%F1%82%C9%83X%83M%83i%92%83%82%CD%91%CA%96%DA

ただ、少し気になったのは、スギナ茶として使う場合、「必ず完全に乾燥させること」となっているので生葉だと何らかの害(毒)があるのかも知れません。
ハーブティーにするワイルドストロベリーも生葉はダメだそうですので。

あと、過去ログは、免疫低下時とかアレルギーとか特定の条件で反応する場合もあがってるので、ちょっとどうなのかな、、という気がします。

マルタンさん、土筆はなかなか美味しかったですよ(過去形)。
今は、安全そうなところに生えてるのないですね。植えてみようかなとも思うけど、かなりやっかいな雑草みたいなので(苦笑)やってません。
スギナ茶は割りと普通に売ってるので、絶対的に処方のいるような難しい部類ではないと思ってましたが。。。。。
でもウコンの例もあるので、難しいですね。

マルタン 2004/11/11(木) 20:27:30
ごめんなさい。次に「やさしい漢方入門」を読んでみました。
スギナ茶なら普通に飲んで問題なさそうです。
●漢方薬と民間薬の違い
の前文があり、どくだみやゲンノショウコなどの民間薬は漢方
薬のような厳密な運用法を必要とせず、経験的におおざっぱに
運用してもOKとのことでした。
民間薬も源をたどれば漢方薬なんだそうで、どっちなんだよっ
て思いながら読んでいますが・・・

あったー!
「薬用ハーブ完全図解ガイド・メディカルハーブ」英国ハーブ
ソサエティー編/日本ヴォーグ社
Equisetum ssp.ホーステール(スギナ/トクサ)中国では木賊
ここには薬の作り方が詳しく書いてあります。長くなりそうな
ので探して読んでください。
成分にフラボノイドとか入ってるし、口腔・歯肉の感染症、喉
の炎症にはうがい薬としても使えますね。
性質:「寒・乾」

*ここからは私の素人意見です!
「乾・寒」だから便秘気味の人、うつっぽい人はやめたほうが
いいですね。体と同じ性質のを摂取すると悪いところが悪化し
ます。やっぱり代謝が悪くなって消化器の弱い人には毒も・・・逆に「湿・熱」タイプの人(結構陽気で痛風・下痢になりやすい
ひと)には健康茶ですね。

メディカルハーブより
*注意
●尿に血液が混じるときや、月経が急に変化して大量出血した
ときは専門家の診察を受けること。

やっぱり過ぎたるは、、、ですね。
実は薬としてのハーブに興味を持って、園芸好きに発展したの
ですよ。スパイスやハーブって日本にもあるし、美味しくって
食養生になるなんて最高じゃないですか?
食べるの大〜好きです!

to:るびぃ様
私も今年つくし食べたました。変な子やね〜といわれながら。
美味しいと感じるほどツウではないのですが、面白いから食べ
てみました。
大阪といっても田舎なので(安全かはわかりませんが)フキノ
トウ、つくし、たらの芽が取れるんですよ・・・猿もいますね・・・スギナはお墓に生えてきて困ってしまいます。

マルタン 2004/11/11(木) 21:30:42
度々すみません。
るびぃさん、「自然食品の勉強部屋」怖〜い!!
お気に入りに入れてゆっくり読んでみます。

「なぜ人は病気になるのか/アーユルヴェーダで超える健康と病
気」出帆新社
マニアックで面白いですよ
体質診断しながら食養生やヨガまで、補うものが見えてきます。字が多すぎて読破できていませんが・・・

るびぃ [URL:http://www19.big.or.jp/~mika/garden] 2004/11/12(金) 08:57:23
マルタンさん、おはようございます(^_^)
>「自然食品の勉強部屋」怖〜い!!

そうなんですよ(^_^;;; すみません。 オススメではないんです。個人的には、極端すぎる話は好きではないし、リンクどうしようかなと思ったんですが、スギナを毒とする例が出てるので、、、、
ま、小咄程度に。
ただ、あそこにある、「排出作用のあるものを妊婦さんは飲まない方が良い」というのは本当だと思います。

妊婦さんや子供が服用しない方が良いハーブというのは、検索すればチョロっとは出てくるのですが、食べ合わせみたいなもの? こういう持病がある人は注意とか、こういう薬を常用してる人は注意、みたいな情報は少ないように感じます。

例え効き目が穏やかであっても、個人的には作用の強いものは、素人判断で飲みすぎないのが賢明かなと思ってます。

薬としてのハーブって面白いですよね。私は、小学生の時にポプリを知って、その流れでハーブティーも興味が出て(紅茶の親戚みたいな感覚で)飲んだりしていたのですが、そうしてハーブの本なんかも見ると色々な作用の紹介を知るようになったんだけど、味の好きなものしかやっぱり飲まない的な感じです(^_^;;;
意外と乾燥作業が大変なので、茶葉は買っちゃうというか育てることと直結しなかったですf(^_^;;

薬としてはお世話になったこともあるので、個人的には漢方の方が効きそうなイメージありますけれども、本場ではハーブも専門家さんがいらっしゃるそうですね。日本もそういった方が増えたらなあ、なんて密かに思ってます(^_^)

マニアックな本、ありがとうございます。探してみます♪

マルタン 2004/11/12(金) 10:22:24
怖いって言っちゃったけど、興味のある分野なのでじっくり勉強
します。
以前、料理好きのおじさんに菊茶をもらったことがあるのです。
中国語で書かれているのでわかりませんが、カモミールteaかと
おもいます。中国のはエグイとゆうか、おじさんが間違ってい
るのか、乾燥させた花首に湯を注いで飲みます。花ごと!!
ヨーロッパでも民間ではモロ飲みするんでしょうか?
便秘に効くので家族みんな飲むそうですが「あ〜、虫もいるだ
ろうね〜」って、無農薬はありがたいけど・・・

レモンさん、お騒がせしました。スギナ茶なら大丈夫だとおも
いますので煎じて飲んでください。飲みすぎて代謝が悪く(汗
や尿、便の出が悪くなり体がむくむナド)なったら中止してく
ださいね!もともと健康なら止めれば問題ないと思います。
もし合わなくて血尿なんてことになったら・・・
急を要する場合、必ず西洋医学の病院へ。東・西洋医学間での
戦いなんかもありますので、血尿がでても病院でスギナ茶の飲
みすぎだっていっても鼻で笑われるかもしれません。
(別件で経験者)どうしても考え方が違うので病気の原因は別
の理由と診断される可能性があります。
西洋医学でいくなら指示に従ってください。
そうでないなら(スギナ茶を好まれる方方なので)
次は漢方薬剤師などに相談して、体のバランスをとる漢方や普
段の食養生についてのを指示を受けてくださいね。

*お医者様が見てらしたら本当に申し訳ございません。西洋医
学の批判ではありません。イザという時に漢方や民間療法で命
が助かるともおもいませんので、やはり病院にたよっていかな
ければなりません。園芸掲示板の薬草のお話ですのでお許しく
ださい。

るびぃ [URL:http://www19.big.or.jp/~mika/garden] 2004/11/12(金) 18:09:36
こんばんわ。話がずれていくけど、すみません。
菊茶ってエグいんですか〜〜〜〜(T_T) どきどき。
実は、今、乾燥中です。・・・・・といっても、まだピンピンしてるので、カビずに乾燥できるか不安。
生で飲めないか眺めてます(笑)

お茶用の菊があるんですよー。カモミールとは別です。
カモミールもダブルフラワーだと苦いです。

それから、詳しくはないんですが、テレビで緑茶も茶葉ごと飲んでたので、中国のお茶の入れ方ではないでしょうか?
でもお花のお茶では、日本の桜茶のようにカップに注ぐものもあったように思います。
無印良品でもあったような・・・・?

マルタン 2004/11/12(金) 20:44:14
るびぃ様
楽しみにされているのに申しわけありません。そのマンマ菊味
で汁の部分は飲めるんですけど、最後の具をゴクリが五感を閉
じてエイヤー!ってのんでます。黒い点々のアブラムシかな〜
ってのも付いてるんですよ。中国はす'ごいわ。
カモミールじゃないんですね・・・

レモン様
好きな分野は燃えます。本屋で立ち読みしました。
もう解決ですよ!

●中医栄養学/山崎郁子 著/第一出版株式会社
スギナ:ステロイドを含むので病院でステロイドを処方されて
いる人はダメ!
●アーユルヴェーダのハーブ医学−東西融合の薬草治療薬−/
デイビッド・フローリー他 著、上馬場和夫 監訳/出帆新社
↑コレ読んだらズバリ解決です。
この植物は“寒”とゆう性質をもっています。字のごとく体内
を冷やして尿を出すことになります。
言い換えると、代謝が良くなり体を浄化させると考えます。
効果としては不要な物を出すのだから、結石や便を対外に出
すのにもってこいです。女性だと不要な毒素が出てお肌も綺麗
になるし、生理中に不要な毒素の血も出し切ってしまえます。
大量に濃い煎じ液を飲むなどして出血が異常に多いとなれば、
作用が極端に偏っているので中止します。普通に飲んで異常
な場合は、これも起点となる自分の性質が最初から偏っていたので中止して、専門医に診てもらいましょう。
コレが以前書いた注意事項ですね!
民間薬の中でもスギナ茶は安易に飲んでいいものらしいので
心配ないと思われます。

“寒”の性質だから“熱”ッぽい人の薬です。
“熱”の性質の人はバランスが狂うとその性質が強く出てしま
い熱の症状がでます。イライラ怒りっぽい、体熱がある人にと
ってはイライラを沈めたり、熱冷ましの薬とゆう事ですね!

反対に“寒”の性質の人が“寒”を摂取します。
“寒”が過剰になり、体調が悪かった訳ではないのに寒の病気
が発生したりします。
このタイプの人は熱の反対で、元々冷え性ですね!

とゆう具合に反対の要素で中和させて、
寒(冷)←→熱、乾←→湿のバランスとりながら心身ともに健康
になりましょうってことです。

中医学には食養生とゆうのがあります。
食べて病気をなおすんです。
嫌いな食品が体に欠乏してるので、案外好き嫌いを直したら健
康になったりします。
不思議とおばあちゃんの料理っぽいのは中性質のものが多いよ
うですよ!
民間薬は、わざと偏った性質を体内に入れて中性質にする薬な
んですね〜
風邪ひいたら生姜湯の熱で体を温めるのも良い例です。

レモンさんのお陰で勉強再開です。仕事にしちゃおうかしら?


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