ポトスの葉っぱが黒くなる
タヌキチ君
2004/10/18(月) 17:43:37
ポトスの葉が部分的に黒くなって、焦げたようになります。何がいけないのでしょうか?全体的に緑色が薄い感じです。くっきりした緑と白の葉にしたいのですが・・
アドバイスお願いします。
ぽー
2004/10/19(火) 00:54:25
ポトスには普通の品種(ゴールデン)、黄色みの強いライム、白に緑の斑がはいるマーブルクイーンなどがありますが、タヌキチさんのはマーブルクイーンでしょうか?
ほかの品種は、ある程度強い光に当てても大丈夫、むしろきれいな葉色になりますが(ただし真夏を除く)、マーブルクイーンは日光への当て方がビミョー。いまごろの時期でも直射日光に当てると葉焼けを起こしやすいです。とくに、ずっと室内にいたコをいきなり戸外で日光浴させたりすると、てきめんに葉焼けします。
症状を聞くかぎり、葉焼けの可能性が高いと思います。どんな場所に置かれていますか?
タヌキチ君
2004/10/19(火) 18:30:42
日光に当てすぎているようですね。室内のトイレなどに移してみます。ありがとうございました。
ぽー
2004/10/19(火) 23:10:11
おっと〜、日当たりからいきないトイレですか?
昨日、レス送信したあと観葉に詳しい方に聞きましたが、「暗いところでも葉が黒くなりますよ」ということでした。トイレはやめましょう。
いまの時期なら戸外の明るい日陰か半日陰。室内なら、レースのカーテン越しの日光ぐらいがいいと思いますよ。それと、
>くっきりした緑と白の葉にしたいのですが・・
これ、なかなか最適条件が調べられません。私もいろいろ置き場所や肥料を変えて実験しましたが、よくわからないんです。
いま、その観葉に詳しい人が「生産者さんに聞いてみる」と言ってくれたので、もう少し待ってくださいな。
タヌキチ君
2004/10/21(木) 18:05:02
なかなか奥が深かったようですね。初心者の私がわからなくて当然かな?
ぽー
2004/10/25(月) 05:35:19
お待たせしました。生産者さんに聞いた情報のまた聞きです。
「葉が黒くなる」に関しては、最初にレスしたように葉焼け、または光線不足+過湿で起こるということです。一度黒くなった部分は治りませんので、ほかの葉が茂るのを待って切り取ったほうが、見た目はきれいになりますね。
美しい葉色を出すには、直射日光ではなく半日陰。
生産者さんは、不織布などで適度に遮光した温室で育てるそうです。なるべく陰のない、やわらかい光がいい。育成適温は20〜30℃。こういう条件なら、くっきり美しい斑が入るとのこと。
正直、温室のあるプロじゃないと難しいテクですね〜。
私たちアマチュアは、せめて「やわらかい半日陰」の置き場所を探して頑張りましょう♪ これから温度が下がってくると新しい葉もほとんど出なくなりますので、来年の春以降に期待、ですね!
生産者さんからの情報を提供してくださったKさん、ありがとうございました!
タヌキチ君
2004/10/27(水) 20:30:48
うーんと参考になりました。もともとポトスはどのようなところに生えているんでしょうか?大木の下とかかな?
ぽー
2004/10/28(木) 04:40:34
ポトスの原生地?
私もあんまり詳しくないんですが、原生地はスンダ列島とかソロモン島とか・・・まあ熱帯ジャングル生まれの着生植物です。よくヘゴ仕立てにされることからわかるように、節(葉の付け根)から木根を出し、ほかの木などにからみついて伸びていきます。おそらくは薄暗いジャングルの下で芽を出し、少しでも光を求めて貪欲にツルを伸ばしながら上へ上へ・・・そんな光景を連想しますよね。
そのせいか、つるをダランと下へ伸ばすとだんだん葉が小さくなるけれど、上へ誘引すると大きくなるそうです。
そういうわけで、ポトスは高温多湿、あまり強すぎない光が大好き。そういう環境で育てると、葉っぱもどんどんデカクなって、温室や熱帯では1枚20〜30センチ、切り込みまで入ります。ほとんどモンステラですね。東京オフ会で行った神代植物園の温室にもそんな切り込み葉ポトスがありましたから、ほかの植物園でも見られるかもしれません。
ウワサでは、花が咲くこともあるとか・・・。
以上は普通種(ゴールデンポトス、黄金カズラとも呼ばれます)の話で、ポトス・ライムやマーブルクイーンは普通種の突然変異を園芸種として固定したものらしいです。だから、高温多湿で育ててもそんな巨大な葉になって切り込みがはいるかどうかは知りません・・・たぶん、そこまではいかない気がしますね。
うちには3種そろっているので、この夏まったく同じ環境・条件で育ててみましたが、いちばんグングン育つのが普通種、次がライムで、マーブルはどうしても軟弱な感じです。
なお、ライムとマーブルは葉緑素が少ない分、光合成の能力が低いので、水も肥料も普通種よりやや多目がいいとか。
また私の実験では、ライムは光量が多いほど黄色味の強い色になり、マーブルも白い部分がより白くはなります。ただ、マーブルの緑の部分が、市販品のようなブルーがかった色にならないんですよね〜。もしかしたら肥料の成分や与え方に、生産者の「企業秘密」があるのかもしれません。
長々と語ってしまいました。ポトスはン十年前、私が最初に育てた植物なので、ちょっと思い入れがあるのかもしれません(^_^;;
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