海外で見かける窓辺のお花のかざり方

[園芸相談センター]の過去ログです

スモーク博子 2004/07/13(火) 09:43:19
海外では窓辺、バルコニーなどに必ずといっていいほど色とりどりの花が飾られています。不思議に思うのはどこからどう見ても鉢やプランターが見えないことです。お花ですっぽり覆ってしまっている感じです。
どれも生き生きとしていて枯れたり休眠中なんてところにであいません。雨が降りだしたらサッと取り込むなんて聞いたことありますがいちいち動かしている様子には見えません。
一体、どんな種類の花をどのように植えたらあのようにてんこ盛り(乏しい表現で失礼)になるのでしょうか。簡単にできるのであればぜひうちでもやってみたいのです。

まごたん 2004/07/13(火) 10:36:35
実は私も最近スモーク博子さんと似たようなことを考えて
いろいろ調べていたんです。
本屋さんで、ベランダガーデニング系の本を読みあさっていたら、
ヨーロッパの窓辺の定番は、ゼラニウムみたいです。
「ゼラニウム160種」みたいなタイトルの本があって、それにかなり詳しく書いてあります。
形よく茂らせる方法や、窓辺に綺麗に飾る方法も書いてあります。
ただ・・日本と海外ではなんといっても気候が異なりますし、
海外と同じようにはいかないかもしれませんね。
やっぱり、気候に合わせたお手入れが、それなりに必要なのでは
ないかと思います。

フィットニア 2004/07/13(火) 14:25:06
NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12ヶ月“ゼラニューム”を見ると高温多湿の日本と違い夏に乾燥するヨーロッパではゼラニュームの栽培に最適な環境でウィンドウボックスにアイビーゼラニュームを植えるとボックスが見えないくらい葉や花がが見事に咲き誇りらしいです。高温多湿の日本も日本でいいところは有りますが、梅雨時の今はヨーロッパの環境はうらやましい限りです。アイビーゼラニュームは、日本でも近年夏に強い品種(主に一重咲き)が登場しており丈夫な一代交代種のシードリング系もでまわっている。
今後、ガーデンコンテナ用として利用価値が高くなるでしょう。と
先の本に記されています。そのシールド系かどうかよくわかりませんが、私の住む町でも昨年はほとんど見かけなかったのに今年はアイビーゼラニュームを店頭でよく見かけるようになりました。
ゼラニューム、ペラルゴニュームは持っていますがアイビーゼラニュームはまだなので私も是非一鉢欲しいなと思っています。
ゼラニューム、ペラルゴニュームもきれいですが、アイビーゼラニュームも華やかで垂れ下がって咲くようなのでつり鉢にすると見応えが有るでしょうね。

フィットニア 2004/07/13(火) 16:08:51
訂正
見えないくらい葉や花がが見事に咲き誇るらしい→見えなくなるくらい葉や花が見事に咲き誇るらしい

まお 2004/07/13(火) 16:17:06
はじめまして。ヨーロッパの窓(家の外)を飾るプランターはウインドーボックスと言われ、高さが大体18センチ程の浅め、幅は30センチから1.5メートル弱までといろいろあります。
ベルギーに住んでいますが、4月下旬頃、花屋やホームセンターにウインドーボックス用の安い花が出回ります。
フィットニアさんのご指摘のように、アイビーゼラニューム、ゼラニューム、近年はサントリーのサフィニア、ミリオンベル等が主流です。
花つきのゼラニューム系は1ポット50円と安値なので、露地植えとあわせて、皆さんものすごい数を一度に買われます。(売り場はものすごいゼラニュームの数で綺麗だけど、くさいです)
日本だと翌年も咲かせるゼラニュームですが、ヨーロッパの寒い地方だと露地植え、プランター植えも一年草扱いで、冬には枯れてなくなります。
どうして、てんこもりに見えるかというと、プランターがあまりに浅いので、その分葉や花が茂った時、それらでプランターが覆われ、原色の花が目に付くからだと思います。
プランターの色も緑色が多いので、余計と花に目がいきます。
実は昨日3週間ぶりにここに戻ってきたのですが、窓に飾ってあるアイビーゼラニュームは、水をやらずにほっとらかしでもへっちゃらでした。
やっぱりこちらの気候にあっているのだな、と思っていたところです。

たちつ 2004/07/13(火) 17:11:48
確かに、園芸雑誌のグラビアは見事なものです。

1) 雑誌ですから、綺麗な分部を掲載している。
2) 自然環境が日本と異なる。カラッとした暑さ。
3) 自然や気候にあった植物を選び、栽培する。家庭条件や流通条件が自然の流れに沿っており、ムリをしていない。(ムリな事や特殊・例外?な事は紹介される事が少ない。)
ムーアベルトはロックガーデン 一色と自然に逆らっていない。
(日本は欲く深く、何でもあり、その癖、植物の性質に関する知識はなおざり、= 植えれば当然に自然に綺麗に咲くものという安心感を誰しも持っています。)

日本の場合は、四季があり、季節季節の花の種類も多いが、逆に
開花期間も短い。(外国は気候がの変動の周期が長いので? 一種類の花でも、長期間次々と咲き続ける。長ければ数ヶ月。)

日本の国民性も流通も「あわただしい」。又、ムリも多くそうしないと売れないし、消費者も望んでいる。(季節外れ商品・環境不適合の草花でも良く売れる・そうしないとありきたりで売れない。)

日本で「こんもり」とさせようとすれば、3月中旬〜6月初旬に的を絞って、園芸計画を立てればその様になります。

オセアニアやイギリスの球根ベコニアの乱れ咲きは見事なものでした。(写真やTVの紹介) いつも羨ましく思います。

概して、日本の場合は、「ウメ」や「サクラ」感覚。パッと咲いて、パッと終わるもの。350日の努力と10日間の華やかさ。
花の命は10日(旬)と考えた方が楽か。

ぽー 2004/07/14(水) 03:01:34
ちょっと脱線しますけど、ヨーロッパのいくつかの町(ドイツとかオーストラリアとか辺りの観光地)では、窓辺で美しい花を育てるのは市民の義務。ちゃんとやらないと罰金もの、という話を何かの本で、写真つきで見たことがあります。
そういうところでは、長くきれいに咲かせる(見せる)ためのノウハウもしっかりあるだろうし、気合の入れ方もハンパじゃないだろうな、と納得したものです。

も一つ脱線。ご本人がいらっしゃらないんですが、WANWANさんがサフィニアに関するスレで、こんなことをおっしゃってました。

>これは余談ですが、1991年にスイスへ旅行したときは窓辺の花はベゴニアかゼラニウムがおおかったのですが、1998年に旅行したときはほとんどがペチュニアの仲間に替わっていました。

サントリーさん、頑張ってるみたいですね。

たちつ 2004/07/14(水) 16:25:25
脱線ついで。
一昔前のキクやカーネーション。今のペチュニアやハナスベリヒユはウルトラ・スーパー級のヒット商品と思います。

まお 2004/07/14(水) 17:53:04
ぽーさんのお話のついでですが、一部観光地は区役所等から、街の統一感と美化が目的で、同じお花(寄せ植えや苗)が支給されます。だから、もらった人は必死で育ててるんです。
枯らしたら、「だらしない」とか思われてしまいますし。
結局、お花も「郷に入れば郷に従え」かと思います。
と言うのが、実は、私はスモーク博子さんと逆のパターンで失敗したからです。
日本の園芸サイトの写真で、ノースポールと真っ赤な千日紅(ストロベリーフィールド)が茂っているのを見て、日本から種を取り寄せて真似したのですが、ダメだったのです。
日照不足で徒長、千日紅は全く成長しませんでした。
地元の園芸店には種や苗の種類が少なく、どの家も同じようなものを植えています。私は「つまらない、ありきたり」と思って日本にあるような洋風っぽい花を咲かせたかったのですが...。
今は自分の安易な発想に反省しています。
スモーク博子さんのアイデアを完全に否定するものではないのですが、たとえ園芸雑誌等で見る写真に掲載されている種や苗が手に入っても、環境が違えば、その通りにはいかないということを念頭に植えられた方がいいです。
決して期待しすぎずに…。
たちつさんの意見と多少重複しますが、日本の園芸店で、ふと「恐ろしい」と感じることがあるんです。
珍しい種類、外国の育てるのが困難な種類など、手に入らない植物ってほとんどないですよね。
でも特殊な施設なしで、本当に日本の気候でその植物の持つ魅力を発揮できるものは限られているのではないでしょうか?
サントリーさんの苗も、近年は猛暑と日照り(といっても日本の一般的な夏程度)で見ごたえありましたが、今年は長雨と低温(例年なみ)のせいで西ヨーロッパはいまいちです。
そのうち何年かすれば、この辺りのウインドーボックスも昔みたいにゼラニュームに戻るかもしれません。

VITA [URL:http://vita.easter.ne.jp/] 2004/07/15(木) 02:52:43
>サントリーさん、頑張ってるみたいですね。

海外ではキリンさんもがんばってますよ〜(^o^)

スモーク博子 2004/07/15(木) 12:25:32
[[解決]]
たくさんの方からウインドウボックス(ということも分かり)に関する熱心なアドヴァイスをいただいて大変うれしくありがとうございました。お花の種類や鉢の大きさなど良く分かりました。
また観光地として市民の義務でがんばっている(条例?)というのも、見事な咲きっぷりを見るとうなずけます。
むしろ大変かもしれません。
私は気候風土が異なるということを皆さんのアドヴァイスからあらためて認識しました。
それで思い出したことがあります。
3年前、オーストラリアの町並みに飾ってあるハンギングバスケットの美しさに魅了され、当地でハンギング用の種(8種類ほどがセットになったもの)を購入、翌年日本でトライしてみましたが、その内の1〜2種類が申しわけ程度に小さい可愛い花をつけただけでした。変わった種類の可愛い花でしたが、その時やっぱり気候風土の違いなのかなと思ったことでした。
環境が違えばイメージ通りには難しいことも分かりました。
今回はゼラニウム、アイビーゼラニウムやペチュニア等々、店頭に出回っているお花をいっぱい植えてウインドウボックスらしくできる・・ことが分かり掲示版に投稿してよかったと思いました。
本当に皆様の貴重なご意見をありがとうございました。


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