イチゴの栽培について教えてください。

[園芸相談センター]の過去ログです

イチゴちゃん 2004/05/12(水) 19:26:07
イチゴの栽培に挑戦して2年目になります。1年目は、3月頃に苗を購入して寒さに当てなかったのが、多分原因で実がなりませんでした。
今年は、11月に苗を購入してようやく最近実が赤くなり収穫できるところまできました。
 そこで、質問が3点あります。是非相談にのってください。
@プランターと畑にそれぞれ15株くらいずつ植えましたが、ランナー伸びて、子株を作っています。収穫できる今頃になって遅いかもしれませんが、ランナーはそのままにしたままで良いのでしょうか?
Aイチゴの収穫期間はどれくらいなのでしょうか?今、実が大きくなりつつあるのですが、もう花をつけている株は殆どありません。今の実が収穫できたら、もう収穫は終わりでしょうか?
B収穫したイチゴが甘くありません。種類は四季なりイチゴ・とよなか?だと思います。収穫が早すぎたのでしょうか?

たちつ 2004/05/12(水) 20:28:21
過去ログを参照に。
http://botany.cool.ne.jp/wwwlng.cgi?print+200405/04050125.txt

こば 2004/05/13(木) 11:42:04
たぶんこういう事でしょう。
1 もし今年もイチゴを作るのでしたら、今のランナーで苗を作ります。(1株で20〜25前後は最大でとれます。)
2 「とよのか」は暑い時期はあまり雨を当てないようにし、土壌表面が乾いたら潅水をします。ランナーが活着したら親株から切り離して下さい。
3 9月をメドに肥料の入ったブランターや畑に苗を定植します。
4 外気温が5℃を下回るような日が半月位経過したら室内へ入れるか、ガラスハウス等で5℃以下を当てないようにします。
5 うまくすれば11月頃より開花、1月頃より収穫できると思います。

お尋ねの件ですが、開花期間は約15日位、結実までに約30日、収穫期間は冬期の加温状態で30日程度、露地の自然栽培だと約15日程度の収穫期間かと思います。

甘くない原因としては、
1 果実全体が熟さないうちに赤くなってしまった。
 ・高温の時期になるとこうなります。(特に露地栽培)
2 肥料等(特に窒素)が効き過ぎている。
3 株が弱ってる。(病気、茎折れ等)

あとは、参考書等ももて下さい。
イチゴの栽培適温は25℃から15℃で−5℃位でも生育はしてるはずです。

タミー [URL:http://plaza.rakuten.co.jp/berrypotato/] 2004/05/13(木) 15:41:33
こばさん、わたしの持っている本(NHK趣味の園芸よくわかる栽培12ヶ月いちご)では、ランナーの子苗は6月中旬以降に出てくるランナーの子苗を育て、それ以前に出てくるランナーは切り捨てると書いてあるのですが、どうなのでしょう? それから室内やガラスハウスにいれ、1月ごろから収穫するようなやり方は初心者にはとても難しいことだとおもいます。わたしは宝交早生や女峰などを植えており、年内や1月ごろの寒い頃から株の中心で花をつけていましたが、もちろん実らず、4月になってどんどん元気な花芽が伸びて、今は収穫まっさかりです。とよのかもこのように栽培して差し支えありませんか。いちごの栽培はインターネットで調べても、まちまちなことが書いてあることが多く、混乱します。本当に難しいです。

アコース 2004/05/15(土) 00:19:05
果実が肥大する時期にランナーを伸ばすと、
ランナーや子株に栄養が取られて、
良い果実が収穫できません。
また、この時期に採れた子株では、
来春には、老化してしまい、
良い果実を期待できません。
ですから、収穫が終わるまでは、
ランナーは切捨てます。

四季成り品種でなければ、
この時期から花芽がつくことは、あまりありません。
今の果実を収穫すれば、今期の収穫は終わりです。
それから、ランナーを伸ばし、夏までに、子株を育てます。

植物の育て方は、1通りだけではなく、
栽培している方がそれぞれの考えを持って、
試行錯誤されています。
「NHK趣味の園芸よくわかる栽培12ヶ月いちご」
は、親切でいい本だと思います。
せっかく購入されたのですから、
とりあえずは、その本を熟読し、
実行されればいいかと思います。

露地栽培されているのなら、
品種は、宝交早生がいいかと思います。
その他の品種ならば、雨よけがあった方がいいです。

こば 2004/05/16(日) 20:48:19
タミーさん「宝交早生」や「女峰」栽培ですか。
イチゴの性質上「宝交早生」も「女峰」も露地(冬越しして春から夏頃とる方法)は可能かと思います。
「NHK趣味の園芸よくわかる栽培12ヶ月いちご」は確か愛知農試の矢部さんが執筆している本かと思いました。

9月から10月に定植すると年内から1月頃花咲きますよね。
多分低温(5℃以下)にあってしまうので、死んでしまったのです。(室内等で保護できれば果実になる)

本のように6月中の苗というのは、農家でやっている11月から5月まで栽培するような連続収穫用の苗であって、それ以降の苗でも栽培できないわけではありません。
ただ、遅くなると「花芽分化」が悪くなり、春になっても「花の咲かない苗」になりがちだからで、早い時期のものは大きくなりすぎてランナーを出し、苗としては疲れてしまい使えないからだと思います。(四季なり系イチゴが別です)

農家でやってる方法は「半休眠状態栽培」を行っているのがハウス栽培イチゴであり、畑(露地)ではタミーさんの言うような春先から花をつけさせる方法「休眠明け栽培」だと思います。

後者の場合、収穫期間が短く、比較的簡単に栽培できるのが特徴ですね。(あまりおいしいものになりにくいのですが・・・。。)

「とよのか」も「宝交早生」、「女峰」等と同じ一期成りなので、同じです。(味や性状は少々異なりますが・・・。)

M2 2004/05/17(月) 14:50:57
>@プランターと畑にそれぞれ15株くらいずつ植えましたが、ランナー伸びて、子株を作っています。収穫できる今頃になって遅いかもしれませんが、ランナーはそのままにしたままで良いのでしょうか?

ただ増やすだけなら十分ですが、精算するために作られている苗は孫苗ひ孫苗が栽培しやすく大きい苗ができるので一般的ですが、最近では勢いが強いままの方が良い品種(幸の香など)も出てきて子苗も使うことも出て気ました。株の成熟させれるならさらに下の代でも実を取ることが出来ます。(クラウン{茎の根元}が定植時に直径1センチあるとまずどれを使っても問題ないです) 家庭菜園でも6月上旬までにランナーを切り離し、クラウンを太らせば12月に一度採る事はさほど難しくはないでしょう。

>Aイチゴの収穫期間はどれくらいなのでしょうか?今、実が大きくなりつつあるのですが、もう花をつけている株は殆どありません。今の実が収穫できたら、もう収穫は終わりでしょうか?

農家は9月に定植(冷蔵で上旬・通常で下旬)します。冷蔵で11月から農家の通常で12月・トンネルでも2〜3月に順調だと取れると思います。これらは蜂がいると便利ですが風が通る状態もないと実に成りませんので注意です。たちつさんが書いている過去ログにもあることを駆使すると採るだけですと8〜9月でも採る事出来ます。(味はもちろん落ちますが)

>B収穫したイチゴが甘くありません。種類は四季なりイチゴ・とよなか?だと思います。収穫が早すぎたのでしょうか?

こばさんが書かれた原因のほかに肥料不足もあります。見た目元気に見えても肥料がないとすっぱくなり、最後には味のない状態になります。食べたらキュウリみたいでした。この場合は液肥をやると次の日には少しは味が戻ります。


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