こでまりの剪定要領について

[園芸相談センター]の過去ログです

なにもかも初心者 2004/04/18(日) 15:21:13
 綺麗に花をたくさん付けた”こでまり”を3年程前に購入し庭に植えました。
 翌年何も考えず剪定をやった結果,花が少ししか咲かなくなりました。
 インターネットでは,”花の咲いた後に実施”と書いていましたが,具体的な方法が分かりません。ご存じの方,詳しく教えてください。よろしくお願いします。

mutin 2004/04/19(月) 07:36:53
 どういうふうに剪定したか、書いていただきたかったです。
 こでまりは、成長した枝の先端に花芽を付けるので、成長したところ、すなわち、先端を剪定すれば、花が咲きません。
 枝が込み合ってくるから、剪定するわけですよね。枝数を減らすには、細い枝、邪魔な枝を、地面すれすれのところから、ばっさりとやります。
 そんなわけで、コツは、決して、先端をつんつんと切らないことです。こういうやり方なら、秋の葉が落ちた頃に剪定するのがやりやすいと思います。

2004/04/19(月) 08:24:27
コデマリの花芽分化は10月頃なので、花後の剪定で花芽を落とす心配はありません。
花が終った後に、
・花がついた枝と不要枝(徒長枝、逆さ枝、交差枝etc.)を枝抜き(枝元から切る)
・伸びすぎた箇所は切替え剪定(主幹から側枝が分れているところで、主幹を切り、側枝を残す)
 なるべく弱い枝を残した方が、全体がやわらかい樹形に仕上がる
・自然樹形がきれいなので、切戻し(伸びた枝の途中で切ること)はなるべく行わない。
 やむを得ず切戻す場合は、枝先から3〜4節程度の弱剪定に留める
 (強く切戻すとあとから強い枝が出て、全体がごつごつした形になる)
・上記の切替え、切戻しでは、上向きの枝(芽)の上で切ると、重みで枝先が垂れ下がるような
 コデマリらしい枝ぶりになる

また、古くなった枝は花付きが悪くなるため、株立ちの場合は4〜5年を目安に株を更新していった
ほうが、多くの花を楽しめます。
この場合は、秋の落葉後に、古くなった枝(株)を地際から切り取ります。新しい枝を伸ばすため、
地際からでる芽(ヒコバエ)はすべてかき取らず、しっかりとしていて位置が良いもの(古枝と交代
した時に株全体のバランスを崩さないもの)を1〜2本新枝候補として残しておきます。
毎年1枝づつ、古い枝を新しい枝に更新していくのがベストです。

さらに、これは少し荒療治になりますが、株全体を一度に更新することも可能です。
花後、根元から出る新芽(ヒコバエ)が数cmほどになるのを見計らって、古枝を全て地際から切取り
ます。株に力をつけるため、多めに施肥をした方が良いでしょう。
株の大きさは小さくなりますが、翌年には新しい花を楽しめます。

なにもかも初心者 2004/04/26(月) 18:14:58
早速のご教示ありがとうございました。
剪定は”mutinさん”が書かれたとおり,先端をつんつんと切ったためです。
ご教示いただいた内容では,剪定は秋でも良いとのことですが,今年花が着いた枝は分かるのですが,これから花が着く枝というのはわかるものなのでしょうか。
ほんと,ど素人ですいません。
よろしくお願いします。

2004/04/26(月) 21:50:27
コデマリの花芽は、花後にのびる新枝(本年生枝)の葉のつけね部分につきます。(枝の先端ではありません)
花芽のつく時期は、関東地方では10月初旬頃。低温により花芽が分化するので、暖地ではこれより遅く、寒冷地では早くなります。
このため、剪定は花後なるべく早く、遅くとも晩夏〜初秋頃までには終わらせるのが基本です。
秋以降の剪定は、花数を大きく減らすことになります。
(例外として、枝を地際から切り取る場合は、活動を休止する冬季が良い)

ということで、花後にのびる新枝が「これから花が着く枝」です。
剪定時には、このような枝をなるべく残すようにして、あとは全体のバランスで混みすぎないよう枝をすかします。

なにもかも初心者 2004/04/28(水) 22:06:38
[[解決]]
 花が沢山つくことを願って秋に剪定をやってみます。
 また,不明なことがあったら相談しますのでよろしくお願いします。
 ご教示いただいた皆さん有り難うございました。


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