グレープフルーツの芽について
まじな
2004/04/13(火) 12:13:19
グレープフルーツの種を水苔にまいてこの間発芽したので土に移植しようとしたら1つの種から2つ芽の出ているのがありました。4つまいたので一応全部調べてみると次のようになっておりました。
1)芽と根が1本づつでている。
2)芽のようなものが3本出ていて根がない。
3)芽が2本、根が1本でている。
4)根のようなものが3本でていて芽がない。
以上です。1)は芽も根も大きくまともですが、ほかの3つが果たして
まともに育つ可能性があるのかどうか疑問です。
近くの本屋で柑橘類の本など見てみたりweb検索したのですが、わからなかったので、質問させていただきます。
このようになるのはなぜでしょうか?よくあることでしょうか?
原因と育つ可能性があるのかどうか、また対処方法など、どなたかご存知の方がいらしゃいましたらご教授お願いします。
たちつ
2004/04/13(火) 13:30:29
面白いですね。初めて聞きます。植物の発芽は、大抵は一芽一根ですが。中で繋がっているので、大きくなれば1本になるでしょう。種が元々、瓢箪型に成っておれば、二卵性双生児と言う事も考えられます。観察の為、其の侭見守ってあげたら如何でしょうか。
グレープフルーツの種と生育状況
http://www3.macbase.or.jp/~haya/g-fruit.html
るびぃ
2004/04/13(火) 16:52:55
私が以前借りたカンキツの本だと、交配が進んでない品種だと芽を複数だすことも可能だとか、
蒔いた1年目に「だけ」花をつけさせることができるとか書いてありました。
うーん。なんて本だったかなぁ(-_-;; 小型本で初歩的なことから難しいことまで書いてあり、難しいトコ読んだらあたまがグルグル来ましたわん。
ウロ覚えで正確ではないのですが、病気など心配することではないと思います。
詳しい方のレスをお待ちくださいね〜♪ (期待まんまん)
EZ
2004/04/13(火) 17:01:33
グレープフルーツなどの柑橘類の種子を蒔くと、ほぼ必ず二つ以上の芽を出します。これは「多胚現象」と呼ばれるもので、ほかにマンゴーなどでも見られます。
決して病的な現象ではありません。
そしてるびぃさんが書いていらっしゃる通り、実生1年目に「だけ」花を咲かせることがよくあるようです。
柑橘類に関しては、もっと詳しい方もいらっしゃるようなので、私はこのくらいで。
EZ
2004/04/13(火) 17:08:01
「ほぼ必ず二つ以上の芽を出します」っていうのは言いすぎましたね。「二つ以上の芽を出すことがよくあります」と訂正します。
たちつ
2004/04/13(火) 19:11:07
「交配未熟」・「多胚現象」か。なるほど。相当昔になりますが、蜜柑を食べる事に恋っていて、沢山の種類を買いあさり食べた事があります。結論は温州蜜柑が一番食べやすかった。その時に蜜柑は毎年百数種類の新種?が出来るが、再現再生が出来ないと聞いた事があります。其の理由が、何となく理解できました。 <(_ _)> φ(..)メモメモ
まじな
2004/04/13(火) 21:17:23
たちつさん、るびぃさん、EZさん、ありがとうございます。
病的なものでない、ということで一安心しました。
それで、蒔いたのはフロリダ産のホワイトなんですが、「交配が進んでない」というのは原種に近い、ということでしょうか?(理解できてないかも)
しかし、1年目に花がつくというのはちょっと期待してしまいますね。
こちら寒冷地で地植えできないので観葉のつもりで蒔きました。
思いがけない情報戴いて、感謝、です。
とりあえず、今1)と2)は使い捨てコップに穴あけて土いれて仮移植し、のこりは実験でハイドロにしてみたいので水苔続行中です。
まじな
2004/04/13(火) 21:27:51
あっ、聞き忘れたことがあります。
この複数の芽はばらしたり、間引いたりした方がいいのでしょうか?
引き続きご存知の方、よろしくお願いします。
EZ
2004/04/13(火) 22:11:16
私はあまり詳しくないので、もっと詳しい方に補足をお願いしたいと思います。
また私の思い違い等もあるかと思いますので、その点注意してお読みいただければ、と思います。
グレープフルーツは、「単胚性」のブンタンと「多胚性」の別の柑橘類が交配して出来上がったと言われています。
「単胚性」「多胚性」というのは、原種、園芸品種ということとはまったく関係がなく現れる性質のようです。まあ血液型みたいなもんでしょうか(だいぶ違うかも)。
ちなみに、多胚性の柑橘類においては複数の植物が生じるわけですが、そこには「普通の子供」と「母親のクローン」の2種類があります。つまり複数の芽のうち、いずれかは母親とまったく同じ遺伝情報を持っているのです。
普通の果樹では、種子を蒔いても親と違った果実を付けるものしか生じませんが、多胚性の植物では、うまくすると親とまったく同じ味の果実を付ける苗木を得ることができるそうです。
どれが母親のクローンであるか、という見分け方があるそうなんですが、ちょっと眉唾もののように思えます。いちおう書いておきましょうか? 「生長が遅い方が母親のクローンである」らしいです。でも本当かどうかよく分からないので、信用しないでください。
それから複数の芽は、別にばらしたりしないでいいと思います。もう少し生長すれば、自然にばらばらになるはずです。
EZ
2004/04/13(火) 22:14:37
あ、それから一年目に花が咲くことがあるといっても、当然実はなりませんね。念のため。
まじな
2004/04/13(火) 22:34:19
EZさん、再度ありがとうございます。
大変興味ぶかいです。多胚というだけでも私には驚きの情報なのに、さらにクローンが混じっているとは・・・いやいやこれは枯らさず成り行きを見届けねば。
実生って結構おもしろいですね。
たちつ
2004/04/14(水) 01:15:57
いやいや、放射線を与えて、多胚性を阻止するとか。
まじな
2004/04/14(水) 12:26:24
>たちつさん、
そんなことしたらもったいないです〜。(病的じゃないと知ったらたくさん出てくるのが楽しくなってきた・・・)
たちつ
2004/04/14(水) 14:35:57
商業ベースの話、1芽1根の苗を作る為に、種に放射線を与えると効果が有るという話です。
まじな
2004/04/14(水) 20:13:25
冗談かと思ったら実際に行われてるのですか?
それは知りませんでした。
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