蔓バラの虫対策について

[園芸相談センター]の過去ログです

や子 2004/03/21(日) 19:29:45
庭のつるバラの木に新芽が吹いてとても生き生き青々としていきました。
既に10数年以上経っています、昨年は毎朝起きては、椅子に乗って、葉の裏についている虫(5ミリ〜1センチ)を箸で丁寧に取り殺虫剤は殆ど使いませんでした。しかし、蔓がかなり高いところまで伸び、箸で毎日取るのは困難な状態です、虫がつく前に施す何か対策があればお教えください。

犬塚信乃 2004/03/21(日) 22:29:32
無農薬で防除するのは難しいと思います。
ツルバラは短く剪定するわけにはいきませんし、ここはやはり
土壌に混和するタイプの粒剤で対応されてはいかがでしょう。
ネオニコチノイド(クロロニコチニル)系の農薬で商品名ベストガード
(ニテンピラム)かアドマイヤー粒剤(イミダクロプリド)などが
3ヶ月くらい効果が持続して便利です。
テントウムシやヒラタアブなどの益虫にも被害が及びません。
但し、アドマイヤー粒剤はバラには登録がありません。
マッチポンプで失礼しました。

るびぃ [URL:http://www19.big.or.jp/~mika/garden] 2004/03/22(月) 10:43:58
こんにちわ、犬塚さん。便乗質問で申し訳ないですが、教えてください。
土壌に混和するタイプ、よく耳にするオルトランでは、樹高1M以上はあまりきかない(樹木の場合)と聞いたことがるのですが、バラだと効き目ありますか?
そもそもオルトランを挙げてらっしゃらないので、ズレた質問ですが。
ツルバラ、だいぶ伸びてきたので、今年は手作業は無理だと私もあきらめて、噴霧予定でした。

とりあえず、トウガラシ液などの忌避剤を噴霧して、発生してから対処(殺虫剤)予定でした。ベストガードが使えるならかなり楽ですね(^_^)
ニームなんかは高くて手も足も出ません(爆)

M2 2004/03/22(月) 12:48:23
薬を吸収させる方の農薬は、るびぃさんが
>樹高1M以上はあまりきかない(樹木の場合)と聞いたことがるのですが
と書いているようにほとんど効きません。植物の仕組みの力を使っているのでそう違いがありません。予防としては虫が飛来するのは50〜100センチのあたりに来るので十分なのですが、土壌に混和するタイプの粒剤は、他に匂いでの忌避(逃がす)タイプ・誘引(寄せて薬を食べさせる)タイプ・蒸散(薬が巻き上がる)タイプがありますがすべて届きません。効果的には似たり寄ったりです。

シュート(株元からの新芽)が出ていれば仕立て直しをすることをお勧めします。それから管理しやすいようにすることも選択のひとつと考えてください。
そうでなければ農薬を使う以外では虫の嫌いなものを置く事しか思いつきません。捕食(虫を食べる)タイプはどこに行くか分かりませんし、誘引トラップ(罠にかける)タイプは事によれば返って寄ってくることもあります。
後、小さな虫と言うことでしたら、あれば酸性水使うことも出来ます。アルカリイオン水の逆です。ただの水ですが、効果は只者ではありません。(機械によっては取り出せる。密封に近くないとすぐ反応し意味なくなりますので確認してください)反応し易く扱いが難しいのですが、(一つ間違えるとただの水遣りになります)かけた周りの物と反応し水に戻ろうとします。ゆえに窒息したり、体力を奪ったりします。小さいからダメージは大きいです。
長くなりましたが、試してして下し。

元気グリーンサービス [URL:http://www.geocities.jp/green_genki/] 2004/03/22(月) 19:01:02
ツルバラの消毒について、できれば農薬を散布しないで楽しみたいものです。当方では、漢方の消毒液でお庭の消毒をしています。三浦グリーンサービスの商品ですが、今はハンディタイプの消毒液も販売していますので、試してみると良いと思います。新芽時期に忌避効果と高い木酢を散布すると(勿論1000倍程度)でも、葉が焼けてしまいますので注意が必要です。

犬塚信乃 2004/03/22(月) 19:24:02
るびぃさん、こんばんわ。これから忙しい時期で、嬉しいような嬉しくないような気分です。
我家のツルバラ(シルバースターリング)はアド○イヤー粒剤とア○マイヤー水和剤を2ヶ月に一度くらいの散布で問題ないです。
去年はちょっとイラガが出たくらいですね。

オルトランはもう過去の農薬となりつつあるのではないでしょうか?
有機リン系農薬の未来は明るくないようです。

たちつ 2004/03/22(月) 19:55:22
一に農薬、二に除草剤、三に配合肥料ですよ。
食べるものじゃ有るまいし。効能・用法・取り扱いを良く理解する事。戦後の教育が間違っている。理想・空想の押し付けばかりで過程や本質を忘れている。余談になりすぎるが、カラスに鳥インフルエンザウイルスが発見された時に、カラスを全滅させようとはしなかった。生類哀れみの令 現代版「野鳥保護」の台頭
何の保障もなく、鶏を始末処分された養鶏所はたまらないぜよう。

殺虫剤はマラソンやスミチオンが安くて良く効く。
但し、虫取りの楽しみが無くなり、暇をもてあそぶ。
半分農薬、半分虫取りの趣味用とエリア分けしたら、如何でしょうか。

るびぃ [URL:http://www19.big.or.jp/~mika/garden] 2004/03/23(火) 10:33:13
便乗質問なのに、皆さん、ありがとうございます♪
結果的に見たら、低い部分の防除だけでもかなりの効果があるようですね!
2ヶ月に1度の散布でOKとはいいですね(^_^)
はじめて聞く名前の農薬なので、調べてみます。大変参考になります。<アド○イヤー

余った農薬の処分を考えて、今までほとんど台所農薬と希釈済みハンドスプレーでやってきました。そのため、自然農薬も結構しらべました。
酸性水はまだ試したことがないので、やってみたいです♪

わたし個人の考え方ですと、なにもかけないのが無農薬であって、例え砂糖水でも代替農薬です。無登録、あるいは、木酢液のように登録できないものを、自然由来だからと頻繁に噴霧することはしたくありません。往々にして登録農薬の何倍も蒔かないと効果がありませんし、何回撒くまでなら安全なのか基準が不明瞭だと感じています。
土壌改良目的や活力効果を狙ってほんの少し蒔いたりしますが、頻繁に散布できるのは、口に出来る台所農薬だけです。自然由来であっても毒草を使ったものは、農薬と同じ危険を感じながら扱っています。

農薬を推奨しているわけではありませんが、農薬メーカーさんも日々安全度の高い農薬のためにがんばってらっしゃいます。代替農薬を使ったものが無農薬なのか考えた上で、登録農薬をむやみに危険と判断しないで、冷静に選びたいものです。もちろん、代替農薬の中にも用法を守れば良いものはたくさんあります。家庭園芸品はマイナーなものだと登録されてない場合も多いので、なんでも自己責任ですね(^_^)

正直言って、農薬よりも、普通に家でまいてる殺虫剤の方がキツいと思うんです。あれは、植物にかけちゃいけないと書いてある(^_^;;;
わたしはバ○サ○やったことない。

犬塚信乃 2004/03/23(火) 19:54:25
るびぃさん、全く同感です。
農薬=悪 みたいな風潮がありますよね。
減農薬ナントカ、とか無化学肥料ナンタラとか。

農薬メーカーの人たちは真摯に努力されていますよ。
http://www.nouyaku.net/index/html

犬塚信乃 2004/03/23(火) 19:57:24
失礼。また間違えました

http://www.nouyaku.net/index.html

で大丈夫だと思います。

M2 2004/03/24(水) 16:43:35
今、思い出すました。すべての虫という訳にはいきませんが、アブラムシにミント(特にペパーミントやペニーロイヤルミント)に忌避効果が高いと聞いた事があります。(自分ではまだ使ってないですが、ミントにアブラムシがついている所を見た記憶はないなぁ)他の植物との混植も一案にどうですか。

木酢液の話、出ましたね〜。少々発ガン性物質があるとかで農薬としても問題になってたのですが(無登録農薬事件の頃)私は気にするほどではないと思います。わかる範囲ですが話をさせていただきます。
効果としては除草・殺菌・忌避・トラップ(誘引)・栄養剤(微量要素)・促進剤?・展着剤の用に使うことが出来ます。除草は0〜5倍で強い酸で枯らします。殺菌は500〜2000倍でこれも酸で殺菌します。忌避は0〜5000倍で匂いで少々の動物と草食性の昆虫を寄せつけません。トラップは揮発性が高いので狙った虫の好きな匂いがするものを混ぜて作ります。溶けにくい物は一時寝かせることも、というか寝かせた方が効果は高いです。栄養剤は2000〜10000倍で元々植物体内にあったものですので。促進剤としては5000〜10000倍これはちょっと違って結果的に促進される、ということで?がついてます。植物の調子を整え植物が促進する物質を出し事が多いようです。展着剤としてはリッターあたり数滴です。水や薬の分子構成を小さくして効き易くなります。マヨネーズができる効果と同じです。酸性なのでアルカリ性とはあまり相性がよくありません。ですので薬と混ぜる展着剤は特に注意です。後、流れやすいので露や雨、水遣りにも注意です。
長くなりましたが、対虫ということですと基本的に忌避として使います。植物にかける場合は2000倍からがいいでしょう。ロープなどに染み込ましたり、それを芯にして先に木酢を入れたペットボトルを木に巻いたり、雨が入らないように穴を開けた入れ物に入れておいたりする方法もあります。

後、ア○マイヤーですが基本は稲用です。効果は虫だけでなく病気(炭素病だったカナ)にもありますが高いです。後はバラに登録あったか確認してませんが今は使用者に責任があるので注意です。

るびぃ [URL:http://www19.big.or.jp/~mika/garden] 2004/03/25(木) 00:39:35
ありがとうございます。ミントシャワーですか(^0^) 毎日浴びても幸せそうですね!
確かにアブラムシは見たことないです。
それを聞いて思い出したのですが、ニンニクをぶらさげる方もいらっしゃいますね!
見た目はともかく一定の効果はあるみたいです。あくまで忌避としてですが。。。

木酢液の詳しい情報をありがとうございました。発ガン性物質以外の成分は安全ということなのでしょうか。不勉強なもので感覚的な話です。蒸留されたもの、精油なんかでも、効果により多用可不可とか聞きますと、少し考えるのです。香りでの忌避なので、結局のところ環境によるのでしょうが毎日蒔かないといけないと聞いたことがあります。お風呂に使ったこともありますし、2週間に1回くらいなら抵抗もないのですが。。。無登録=無制限に安全ではないのではと思っただけなのです。
ロープを使うなど、よいアイデアですね。除草に使えることも知りませんでしたので、試してみたいと思います。
碧露の使用経験もありましたので。。。。バラが相手では、結構蒔かないと。。。。

虫に関して言えば、忌避剤ってバカにできない効果があると思います。ローズマリーの入ったヘアスプレーで、ワンコもノミ知らずですし(^0^)
食品類だけの忌避効果と極端な差は感じなかったというのが正直な感想ですので、私の場合はより安全なものを頻繁に蒔いて予防して、ダメなときは、効き目のあるものを部分的にかけることで農薬を減らしています。酸性水は試したことないですが、酢とかコーヒーはときどき蒔いてます。

仕立直しして、手入れの出来る高さにするのも良い方法ですが、ツルバラは伸ばしてナンボのところがありますし、かなり虫に好かれる植物でもありますね。そこが難しいところです(-_-;;

M2 2004/03/25(木) 16:44:36
ミントは、葉をまいても混植してもいいようです。
芯にして使う方法は1〜1・5メートルくらいまで効果はあります。後は吸いきれないようです。発ガン性物質はあくまで燃えると出る量くらいのようですが、他の生成方法は園芸用としては期待するほど効果あがりませんのでお好みでどうぞ。効果時間は忌避としては匂いがするうちと、かけると1週間くらい農薬(粒剤以外)とあまり変わりません。

や子 2004/03/25(木) 18:53:02
[[解決]]
次から次へと興味深いご意見を伺えまして、初耳の話題も御座いましてついついお話のやり取りに聞き耳を立てて降りました。
農薬ネットも教えて頂きましたので、我が家の虫対策をあれこれ考えることに致します。
何とかこの咲き乱れるバラをこれからもずっと観続けて行きたいので、虫取り半分、農薬半分で頑張ります。有難う御座いました。

なんだか植物を愛する方々ってほんとに心豊かで暖かい方々ばかりだナーと、嬉しくなっています。
や子


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