地植え植物の水やり

[園芸相談センター]の過去ログです

春一番 2004/02/19(木) 22:07:03
植木鉢やコンテナの植物は、表面の土が乾くと水をやる目安にしていますが、庭の地植えの植物はどのような目安で水をやればいいのでしょうか。例えばパンジーやチューリップのような花、つばきやさつきのような植物、蝋梅やむくげのような木や野菜など。季節にもよるでしょうが、教えてください。雨だけで十分ですか?

ともえ 2004/02/20(金) 10:15:50
うちでは、春と秋は地植えの植物にはほとんど水遣りはしません。
関東南部で、冬はたま〜にしか雨が降らないので、乾燥を嫌う植物には時々水をやります。主にプリムラ・ジュリアンとチューリップと百合です。プリムラは何となくへたっとして、水切れっぽいな〜と思ったら水遣りをします。チューリップと百合にもついでに水をやります。
夏は、1週間雨が降らなければ渇きに弱い植物には水遣りをします。2週間降らなければ全体にたっぷり水をやります。概して樹木は渇きには強いので、地植えの場合は相当日照りが続かなければ枯れることはありません。草花は渇きに弱いものもあり、そういったものは枯れないまでも下葉が落ちたり花が落ちたりして見苦しくなりやすいので、地植えだからといって油断はできません。
また、水遣りとは別に、高温乾燥期にハダニが発生しやすい樹木(うちでは石楠花と馬酔木)には葉水をかけます。
パンジーは渇きには強いので、水遣りはほとんどしません。
チューリップは一緒に植えているプリムラがしおれかけたら水遣り。
臘梅、木槿はほったらかし。夏だけ、周りに草花を植えているのでそのついでにたま〜に水遣りします。
ただし、植え付けてからしばらく(樹木は約3ヶ月、宿根草は1〜2週間)は別です。根を張るまでは様子を見ながらこまめに水をやります。乾燥に強い植物でも、この時期の水遣りを怠ると、きちんと根付かず、枯れてしまうことがあります。
椿、さつき、野菜は育てていないので分かりません。ごめんなさい。

たちつ 2004/02/20(金) 10:16:06
地植えの場合、植物根はほぼ無限に水(湿気)や栄養・その他最適生存環境を求めて、水平(前後左右)・垂直方向(上下)へ伸長していく可能性があります。植木鉢やブロック等で遮蔽された場所に植えられた植物は其の範囲が限られている為に、人為的に水や栄養・空気を適宜与えて補給する必要があります。それが給排水調節・通気性・施肥具合・土作であります。
地植えといっても、殆どの植物は根の伸張範囲は限りあります。(有効活動範囲は樹木や草花で半径はその木の高さ・又は先端葉の両端の長さ。最も活発に活動している範囲は先端葉の真下付近迄)
長雨が続けば、前もって畝や排水溝を作る必要があり、乾燥が続けば散水はもちろんの事、敷き藁や遮光・防風対策をすることになります。その他倒壊・防霜・防雪・防寒・遮光避暑・太陽光や時間調節・・・・・
より良く育てる場合には、対象植物の元々の生育環境や性質を知ることが一番です。
方法は仲間を作って情報を交換する。本やマスコミ媒体・ネットで調べる。栽培農家・農協・研究所・公園・農薬肥料栽培メーカー・植木屋・販売店で聞く。講習会・体験会に参加する。展示発表会に行く。
植物事なら何でも知る好奇心・興味を持つ。共通点が多いので、其のうちに応用やヒント知恵が湧く。
種を撒けば、其のうちに、芽も出りゃ、花や実もなる。同じ咲かすなら、豪華にして、美味しく、美姿に・・・・

最後に、水具合は、根に行き渡るように、満遍なく給水する。
(ポット苗はポットの土と周りの土との馴染み具合が悪いので株元に注意。ポット土はカラカラで回りの土はビショビショ=枯れる・萎れる原因。又はその逆=根腐れする。)
夏は朝夕涼しい時に多め、冬は10時過ぎの暖かい時間に控えめに。
保湿具合は雑巾を硬く絞った位の感覚。少し、2-3ケ所足のつま先で掘って見ると湿っているか、乾燥しているか良くわかる。

パンジーは乾燥すれば、萎れてくるので直ちに水遣り、直ぐに遣ると戻る。チュウリップは首がたれてくる、蕾は持ち直すが花弁は散る。
花樹は結構持つが夏場は5-7日間隔。毎日遣るに越したことは無い。苗が小さいときは注意(根が浅い、小さい)。サツキは根が浅く広いので毎日やれば来年の花付きが良い。
野菜は乾燥し過ぎると萎れたり・葉先が枯れる。水を遣れば直ぐ戻る。果実類は水が多すぎると味が薄くなる。少ないと味は濃いが実が小さい。。
夕立など俄か雨には注意(雨量が多いようで、浸透性が少なく(流失が多い)、表面が濡れているだけで3-4cm下は乾いている。)
シトシト雨は土中までジュクジュクである。

要は鑑賞散歩した時に、つま先で蹴り掘る癖を付ければ良い。

春一番 2004/02/20(金) 16:18:55
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愛情をもって育てておられるともえさん、専門的なことを噛み砕いて説明してくださったたちつさん、ご親切にいろいろ教えてくださって有難うございました。大変勉強になりました。やさしい心をもって、育ててみます。


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